GAMAニュース
2004年5月号

2005/06年秋冬シーズン、セルロースアセテートのカラーはこれ

ファッションの世界では、業界の動向を見極める確かな目こそがすべてです。アセテート・ワールドでは、2005/06年秋冬コレクションのトレンドラインを3つご紹介します。

> 控えめな高級感

高級感を前面に押し出さない、というのが新コレクションの基調です。ディテールにこだわった生地がこのテーマを象徴しています。デザインは1930年代にリバイバルされた18世紀の織物にインスピレーションを受けています。
バロックとシュールレアリズムの出会い。華やかに光輝いていた1930年代を想起させる、ジャカード織、ダマスク織、金襴(紋織)、そしてエスニックな織物。淡いピンクからブラウンがベースカラー、そこにグリーンを基調に異色をバランスをとりながらいれ、ツイードのような表情を出します。そして抑えた光沢のなかにも時おり見せるつややかな輝きがサテン効果を生み出しています。

> ナチュラルで穏やか

2005/06年秋冬シーズンは、自然にインスピレーションを受けています。カラーは羊毛の陰影を表現しています。柔らかな色調と下地がなめらかな表情を生み出しています。つぶつぶのネップがあるスクラッチフェイスの布地には、刺繍で縁取りがしてあります。薄手で超軽量、パッドを入れてボリューム感を出せます。

> 驚くほど斬新

大胆不敵なまでの斬新さが新シーズンの特徴です。鮮やかな色づかいが落ち着いたハーフトーンに生命を吹き込みます。ドライで清潔感あるクラシカルな生地が、極小の図柄や人の目を錯覚させる布地に生まれ変わります。モダンアートにインスピレーションを受けたトリミングのようです。ボーダーは最もシンプルなものからエスニック調まで幅広い種類があります。クロームや電子的な光沢をもつ実験的な素材を使っています。